今、巷で評判の健康食品が「ヒアルロン酸」ですね。「ヒアルロン酸」には1gで何と6リットルもの保湿・保水能力があり、お肌の潤いを維持するほか、関節のクッション材となって関節炎・関節痛を和らげる効果があるといわれています。このサイトでは、これからヒアルロン酸の購入を検討されている方に、ヒアルロン酸選びのポイントと、最新のランキングをご提供しております。参考になさってください。
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ヒアルロン酸は人間の体内にある成分ですが、驚くべきなのはその高い保水能力で、ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの水と結びつく機能を持っています。そのため体内では、肌にあれば肌と弾力を維持し、関節にあれば潤滑油+クッションとして、曲げ伸ばしをスムーズにさせる働きをしています。
そうした機能性が注目され、美容や健康目的で多用されているわけですね。
このコラムでは、そのヒアルロン酸の働きの中でも「美肌効果」に着目して、ヒアルロン酸と美肌の関係を科学的見地から解説していきたいと思います。
さて、美肌にかおりが関与するというのは御存じですか?最近はアロマセラピーが流行していますが、これは脳を介したかおりの心理生理効果と香料成分が皮膚や肺から直接取り込まれ血中に成分が移行し薬理効果が発揮される両方の効果によるものです。
私たちはにおいをどうして感じることができるのでしょうか?
においの本体は揮発性の分子です。揮発性がなければ空気と一緒に鼻腔内に入ることができません。
鼻腔内に届いたにおい分子は、天井部にある嗅粘膜に接触します。嗅粘膜は嗅粘液に覆われており、におい分子は嗅粘液に溶け込みます。嗅粘液に溶け込めない分子を私たちはにおいとして感じることができません。
こうして溶け込んだにおい分子はにおいをキャッチする嗅細胞に接触します。嗅粘膜には500万個の嗅細胞があるといわれています。
嗅細胞は神経細胞で、核を持つ細胞体から1本のデンドライトと1本の神経軸策を伸ばしています。デンドライトの先端は、嗅組織から突出して少し膨らんだ形をしています。
この部分は嗅小胞とよばれます。
その先には運動性の繊毛が10本ほど派生していて、この繊毛がにおいを受け取るところです。この繊毛の膜は細胞膜と同じく脂質2重膜でできており、そこにタンパク質が浮かんでいます。
このタンパク質がにおいを捕まえて生体の信号に変える働きをするのです。
これを受容体といい、ヒトのにおい分子受容体は約350種類あることがゲノムから分かっています。具体的にはにおい分子がにおい分子の受容体にぴったりはまると、その情報は酵素に伝えられ、そしてイオンチャネルが開いてナトリウムイオンやカルシウムイオンが入り込んでくるのです。
においがなくて嗅細胞が興奮していない時は、細胞内が細胞外に対してマイナスの電位(マイナス70ミリボルト)になっています。そこにプラスのイオンが入ると電位がプラス側に変化し活動電位を発生させます。つまり、化学情報を電気信号に変えたことになります。ここにはイオンを入れる陰イオンチャネルもあります。
神経細胞はこの仕組みを使っており、嗅覚も同じです。
嗅細胞は軸索突起を嗅覚の専用の脳である嗅球に進入させています。そして嗅球から大脳の一次嗅覚領、前頭葉、視床下部、大脳辺縁系に伝わっていくのです。
嗅覚が他の感覚と比べて認識より情動に働きかけるのは大脳辺縁系に入るからといわれています。
嗅覚情報は大脳辺縁系に伝達され、視床下部から自律神経、内分泌系、免疫系に影響を与えます。このため嗅覚でホメオスタシスの乱れを調整することが可能です。
かおりの効果は心理指標、中枢神経指標、自律神経指標、内分泌指標、免疫指標で示されます。脳波の「α波」という言葉を聞かれたことがあると思いますが、これは中枢神経指標の自発脳波を測定したものです。
伽羅のかおりを嗅ぐとα波が出やすくなりますが、禅の悟りと関係あるのかもしれません。
鳥居鎮夫教授は脳波の随伴性陰性変動(CNV)でかおりの意識水準を調べることに成功し、多くの研究者がこの方法でかおりの鎮静・覚醒効果を評価しています。
ラベンダー、ティローズなどには鎮静効果があり、ジャスミン、スターアニスなどに覚醒効果があります。
交感神経活性化にはグレープフルーツ、ストレス緩和にはラベンダーやバレリアン、免疫機能調整にはレモンや柑橘系のかおりに効果があります。
かおりによって皮膚改善効果が高まるという報告もあります。テープストリッピングを使って角層を除いた後にストレスをかけ、「かおり」を嗅がせた時と嗅がせない時の皮膚バリアの回復実験を行ったところ、ジメトキシメチルベンゼンの香りでヒアルロン酸が増加し、皮膚改善効果が高まりました。
また、女性の不定愁訴や肌荒れ改善にはスウィートオレンジ、肌の血色を良くするにはアニスアルデヒドが効果的です。
参考にしてみてください。
なお高い保水能力により、肌のバリア機能をサポートしてくれるヒアルロン酸ですが、幼少期をピークにして徐々に減少していってしまいます。美肌や美容に意識が高い人が積極的にヒアルロン酸を補充しようとするのにはこうした背景があります。
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