今、巷で評判の健康食品が「ヒアルロン酸」ですね。「ヒアルロン酸」には1gで何と6リットルもの保湿・保水能力があり、お肌の潤いを維持するほか、関節のクッション材となって関節炎・関節痛を和らげる効果があるといわれています。このサイトでは、これからヒアルロン酸の購入を検討されている方に、ヒアルロン酸選びのポイントと、最新のランキングをご提供しております。参考になさってください。
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ヒアルロン酸は人間の体内にある成分ですが、驚くべきなのはその高い保水能力で、ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの水と結びつく機能を持っています。そのため体内では、肌にあれば肌と弾力を維持し、関節にあれば潤滑油+クッションとして、曲げ伸ばしをスムーズにさせる働きをしています。
そうした機能性が注目され、美容や健康目的で多用されているわけですね。
このコラムでは、そのヒアルロン酸の働きの中でも「美肌効果」に着目して、ヒアルロン酸と美肌の関係を科学的見地から解説していきたいと思います。
さて、東南アジアも美白ブームですが、日本でも平安の昔から色白であることが美人の条件だったようです。
今でも、シミ・ソバカスやクスミのような色素沈着のない自然な白さが好まれています。色白を保つためには紫外線を浴びないことです。しかし、紫外線を浴びて色黒になったりシミなどができてしまったりした場合はヒアルロン酸などが配合された美白化粧品を使います。
薬事法では化粧品には美白効果の訴求はできません。美白化粧品は薬事法では有効成分が配合された医薬部外品であり、効能表現として「メラニンを抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」と定義されています。
この効能表現を許された医薬部外品の有効成分を美白剤といいます。美白剤はメラニン産生にかかわる因子として
1.チロシナーゼ阻害
2.チロシナーゼ分解促進
3.チロシナーゼ成熟抑制
の3種類があります。また、
4.メラノサイトを刺激・活性化する因子に作用する美白剤
5.メラノソームの移送・排出に作用する美白剤
があります。
メラニンはチロシンから作られ、その時にチロシナーゼという酵素が必要です。
チロシナーゼ分子の活性部位には銅があり、その銅を不活性化するとチロシナーゼの作用はなくなります。チロシナーゼ活性抑制によってメラニンが生成しなくなると色は白くなっていきます。
美白といえばビタミンC(アスコルビン酸)ですが、とても不安定なので誘導体のアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩(APM)や弱酸性でも安定なアスコルビン酸2−O−aグルコシド(AA−2G)、および本体そのものに抗酸化作用と美白効果のあるアスコルビン酸−3−O−エチルエーテル(ビタミンCエチル)が開発されています。
こけももから見つかった有名なアルブチンはハイドロキノンの配糖体で、チロシンとの措抗阻害によってチロシナーゼ活性を不活性化し、メラニン生成抑制する美白剤です。
チロシナーゼ活性抑制成分は次々と見出され、エラグ酸、4−n−ブチルレソルシノール(ルシノール)、4−メトキシサリチル酸カリウム塩(4MSK)などが開発されています。
チロシナーゼ分解促進にはリノール酸S、チロシナーゼ成熟抑制にはマグノリグナンがあります。
プロスタグランジンはメラノサイト活性化因子のひとつですが、それを抑制するのがトラネキサム酸です。同様にメラノサイト活性化因子のエンドセリンの作用を抑制するのがカモミラETです。
表皮のターンオーバーを促進しメラニンの排出を促進するアデノシン−リン酸ニナトリウムがあり、ニコチン酸アミドはメラノサイトで産生されたメラニンの表支細抱への受け渡しを抑制します。
シミの発生メカニズムは遺伝子レベルで盛んに研究されており、将来新しいメカニズムの美白剤が生まれてくると思います。
美白化粧品やホワイトニング化粧品にも紫外線防御効果があると思っている方がいると思いますが、紫外線が原因でできるシミ、ソバカスを防ぐ目的で作られており、紫外線防止を目的としている訳ではありません。商品の表示に書いてあるので確認してから使いましょう。
日本ではあまり使われませんが、ヨーロッパでは日焼けは1つのステータスで、塗布するだけで日焼け肌になる化粧品があります。
これにはジヒドロキシアセトン(DHA)が使われます。少し甘みのある物質ですが、肌表面のたんぱく質と反応して褐色のメラノイジンになります。
このような反応をアミノカルボニル反応、別名メイラード反応といい、ウナギの蒲焼やカラメルの褐色などもこの反応でできます。この日焼け色にするローションは日焼け防止剤ではないので注意が必要です。
日光に当る時は日焼け止め成分の入ったものを使いましょう。
参考にしてみてください。
なお紫外線で荒れてしまった肌のリカバーにはヒアルロン酸が有効です。ヒアルロン酸は高い保水能力により、肌のバリア機能を回復させてくれるからですね。
ただこのヒアルロン酸は、幼少期をピークにして徐々に減少していってしまいます。健康や美容に意識が高い人が積極的にヒアルロン酸を補充しようとするのにはこうした背景があります。
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