今、巷で評判の健康食品が「ヒアルロン酸」ですね。「ヒアルロン酸」には1gで何と6リットルもの保湿・保水能力があり、お肌の潤いを維持するほか、関節のクッション材となって関節炎・関節痛を和らげる効果があるといわれています。このサイトでは、これからヒアルロン酸の購入を検討されている方に、ヒアルロン酸選びのポイントと、最新のランキングをご提供しております。参考になさってください。
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ヒアルロン酸は人間の体内にある成分ですが、驚くべきなのはその高い保水能力で、ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの水と結びつく機能を持っています。そのため体内では、肌にあれば肌と弾力を維持し、関節にあれば潤滑油+クッションとして、曲げ伸ばしをスムーズにさせる働きをしています。
そうした機能性が注目され、美容や健康目的で多用されているわけですね。
このコラムでは、そのヒアルロン酸の働きの中でも「美肌効果」に着目して、ヒアルロン酸と美肌の関係を科学的見地から解説していきたいと思います。
さて、医薬品領域では経皮吸収とドラッグデリバリーシステム(DDS)という技術が使われていますが、化粧品の分野でも同じように皮膚透過は重要です。
例えばクリームを肌に塗布すると油性成分は角層全体にしみ込んでいきますが、角層となじみが良いのでそれ以上拡散していきません。
角層のバリアを超えることが皮膚透過の第1ステップです。これには化合物の油溶性、分配係数、分子量などが関与します。角層を通過するためには化合物は油溶性でなくてはなりません。油溶性のものとしては女性ホルモン、男性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどのホルモン類やビタミンA、D、E、Fなどの油溶性ビタミンなどがあります。
一方、水溶性物質は普通の健康な肌からは透過されません。化粧品に水溶性ビタミン類が含まれていても透過されないことになります。このため、それを脂肪酸(ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸など)のエステルにして油溶性に変えて配合します。
例えばビタミンCは水溶性なので角層を透過できません。そのため、ビタミンC誘導体にして透過させ、中に入った後に分解してビタミンCとして働かせます。ビタミンCは酸化にも弱いので一石二鳥ですね。
また、イオン性が強いと透過しにくいので、イオンコンプレックスを作って中性にすると透過し易くなります。水溶性物質も肌に傷があったり荒れている場合には透過される場合があるので安全性を考える場合は考慮する必要があります。
分配係数ではオクタノール/水の分配係数([OQI]が用いられ、値の大きい方が角層を通過でき、その後の拡散などを考えると1に近いものが良いとされています。分子量は500以下が望ましいといわれています。
皮膚透過に影響を与える因子を考えてみると、有効成分は基剤から角層への分配、角層中の拡散を経て皮膚内に浸透していきます。角層への浸透量を増やすには、基剤にヒアルロン酸などの有効成分が溶けない油などを加えれば良いでしょう。有効成分が溶けにくいので、角層の方に移りやすくなるのです。
また、防腐剤など皮膚に入る必要のない成分を角層に移さないためには、防腐剤が良く溶ける油などを加えると良いのです。
また、皮膚透過促進成分としてアルコール、ヒアルロン酸などの保湿剤、リモネン、メントールなどを使う場合があります。
電荷によって薬剤を導入する方法にイオントフォレーシス(イオン導入)があります。私たちの体液はナトリウム、カリウムなどはプラス、塩素などはマイナスイオンとして存在する電解質の水溶液なので電気を通すことができます。
装置は電気出力発生装置と皮膚に密着させる+極と−極の電極でできています。
透過させたい化合物が水溶性でも良く、マイナスイオンのものは−極にプラスイオンのものは+極に溶液を与えて電気的反発で皮膚への透過を促進させます。
シミやニキビにマイナスイオンのビタミンCのイオントフォレーシスが行われています。
それ以外にも経皮吸収には高電圧の電場により細胞膜に一時的な再配列を生じさせ、皮膚に薬剤を導入するエレクトロポレーションやとても小さな針で角層を貫通させるマイクロニードルアレイおよび作用部位にパウダー状の薬剤を打ち込むパウダーインジェクションなどがあります。
参考にしてみてください。
なお高い保水能力により、肌を基礎から美しくしてくれるヒアルロン酸ですが、幼少期をピークにして徐々に減少していってしまいます。美肌や美容に意識が高い人が積極的にヒアルロン酸を補充しようとするのにはこうした背景があります。
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