今、巷で評判の健康食品が「ヒアルロン酸」ですね。「ヒアルロン酸」には1gで何と6リットルもの保湿・保水能力があり、お肌の潤いを維持するほか、関節のクッション材となって関節炎・関節痛を和らげる効果があるといわれています。このサイトでは、これからヒアルロン酸の購入を検討されている方に、ヒアルロン酸選びのポイントと、最新のランキングをご提供しております。参考になさってください。
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ヒアルロン酸は人間の体内にある成分ですが、驚くべきなのはその高い保水能力で、ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの水と結びつく機能を持っています。そのため体内では、肌にあれば肌と弾力を維持し、関節にあれば潤滑油+クッションとして、曲げ伸ばしをスムーズにさせる働きをしています。
そうした機能性が注目され、美容や健康目的で多用されているわけですね。
このコラムでは、そのヒアルロン酸の働きの中でも「美肌効果」に着目して、ヒアルロン酸と美肌の関係を科学的見地から解説していきたいと思います。
さて、今回はなじみ深い「酸素」についてです。
ご存知の通り活性酸素は悪者です。細胞レベルでの酸化=老化を促すからですね。
それでは酸素とは一体何でしょうか?
アリストテレスは火を4元素の1つとしていますが、これは燃えるという現象を現しています。つまり燃焼です。
化学の黎明期には「フロジストン(燃素)説」がありましたが、ラボアジエが酸素を見つけ、物が燃えることが酸化であることを明らかにしました。
そして、その後私たちが生きていくためには酸素が必要で、酸化によってエネルギーを得ていることが分かってきました。
このような酸素ですが、地球に生命が誕生した頃、地球には二酸化炭素が多く、酸素はほとんどありませんでした。単細胞生物は酸素の少ない嫌気的な環境で育ってきました。
その中で葉緑素を持った原核生物のシアノバクテリアが現れると、シアノバクテリアは太陽の光のエネルギーを使って光合成を行い、酸素を放出します。この酸素はそれまでの単細胞生物にとって
猛毒なので嫌気性菌は酸素の少ない環境に追いやられてしまいました。
一方、この酸素を利用してエネルギーを作る組織が現れはじめました。それがミトコンドリアです。酸素による好気呼吸を行うことで、嫌気呼吸と比べてはるかに効率よくATPを得ることができます。
嫌気性分解では1分子のグルコースから2分子のATPしか得られなかったのが、ミトコンドリアによる好気性分解によって、1分子のグルコースから38分子のATPが合成できるようになりました。新しい環境に適応した組織です。
それが器官として細胞の中に取り込まれて現在の私たちがいます。酸素はエネルギーを得るのにとても有利な物質ということが分かります。
さて、それでは酸素はいったい体に良いのでしょうか、悪いのでしようか?
これまで述べたように多くの生物が「毒ではあるが大きなエネルギーを引き出す酸素」を利用しています。ヒトも毎日500リットル以上の酸素を消費し、この体内に取り込まれた酸素のうち2%位は還元過程において「活性酸素種(ROS)」に変化します。
生体内のROSはエネルギー産生を担うミトコンドリアの電子伝達系などから発生しています。ROSは極めて反応性の高い「活性化された酸素」で、スーパーオキシドイオン、過酸化水素、ヒドロキシルラジカルおよび一重項酸素のことです。
また、もっと広くオゾン、次亜塩素酸、一酸化窒素、ペルオキシラジカルなどをROSと呼ぶ場合もあるようです。
これらのROSは、生体の中に入り込んだ細菌などを殺す作用を持っていますが、一方で脳卒中、白内障、心筋梗塞、リウマチなどの疾患は、私たちが本来持っているROSに対する防御機構の低下と関連が深いとされています。
このROS=活性酸素とお肌の関係については次回のコラムにてご紹介したいと思います。
ちなみに美容面でも健康面でも大切な役割を持つ大切なお肌を保湿し、張りと弾力を与えて、より健康的な状態に維持してくれるのがヒアルロン酸です。ヒアルロン酸にはそのものに高い保水能力があるからですね。
ただこのヒアルロン酸は、幼少期をピークにして徐々に減少していってしまいます。健康や美容に意識が高い人が積極的にヒアルロン酸を補充しようとするのにはこうした背景があります。
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