今、巷で評判の健康食品が「ヒアルロン酸」ですね。「ヒアルロン酸」には1gで何と6リットルもの保湿・保水能力があり、お肌の潤いを維持するほか、関節のクッション材となって関節炎・関節痛を和らげる効果があるといわれています。このサイトでは、これからヒアルロン酸の購入を検討されている方に、ヒアルロン酸選びのポイントと、最新のランキングをご提供しております。参考になさってください。
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ヒアルロン酸は人間の体内にある成分ですが、驚くべきなのはその高い保水能力で、ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの水と結びつく機能を持っています。そのため体内では、肌にあれば肌と弾力を維持し、関節にあれば潤滑油+クッションとして、曲げ伸ばしをスムーズにさせる働きをしています。
そうした機能性が注目され、美容や健康目的で多用されているわけですね。
このコラムでは、そのヒアルロン酸の働きの中でも「美肌効果」に着目して、ヒアルロン酸と美肌の関係を科学的見地から解説していきたいと思います。
さて、私たちは水がなくては生きていけません。アリストテレスは四元素の1つに水を入れましたが、この地球上で水は普遍的な物質の1つです。
生物は海で生まれ、進化して地上に上がりましたが、その後も体内に海の環境を持っています。新生児では約75%、子どもでは約70%、成人では約60〜65%、老人では50〜55%を水が占めており、この体の中の水分が逃げださないようにするのは肌の大きな役割です。
それでは、水とは何でしょうか?
水は酸素原子1個のL殻の電子6個と水素原子2個のそれぞれのK殻の電子1個とが共有しH2O分子を形成しています。水分子は酸素原子と水素原子とが直線的な共有結合ではないため、水分子内の酸素側は若干負電荷を帯び、水素側は若干正電荷を帯び極性を持っています。
物質には気体、液体、固体の三態がありますが、水は地球上で水蒸気、水、氷の三態をとって存在できる極めて珍しい物質です。
水は分子量が18です。この分子量では融点はマイナス100℃、沸点はマイナス80℃が妥当ですが、実際は0℃と100℃と大幅に違っています。これは水の分子間の相互作用(水素結合)が密接に関与していて、会合体(クラスター)を形成していると考えると説明がつきます。
4℃で、密度が一番大きくなり、冬でも池の底まで凍らないことが生命にとても有利です。
水は、極めて多くの物質を溶解させることのできる優れた溶媒です。「似たもの同士はよく溶ける」と昔からいいますが、水は極性分子なので極性物質をよく溶かします。水と物質との相互作用を水和と呼びますが、イオンや生体高分子の水和は生体反応に重要な役割を果たしています。
このため、水は生体には欠かせないものなのです。
このように大切な水分を保つために肌の角層は優れた機能を持っています。一番外側にはトリグリセリド、ワックスおよび脂肪酸などで構成される皮脂があり、水分の蒸発を防ぎます。
表皮の穎粒細胞は2週間程度かけてゆっくりと薄い屋根瓦のような角層細胞に分化します。これが20層程しっかり積み重なり薄い膜状の角層となって体表面をしっかりと包み「水も漏らさない」膜ができるのです。
この角層細胞は1日1層位のペースでできているので、最上層からは古い細胞が垢として剥げ落ち、常に新しい防御膜となります。この角層細胞にはヒアルロン酸と共に天然保湿因子(NMF)と呼ばれる水溶性成分が存在します。このNMFは、フィラグリンと呼ばれるタンパク質が角層に移行した後にタンパク分解酵素により分解して生成するアミノ酸類です。
この水溶性アミノ酸は角化が正常に行われなければできないといわれています。
このように生命活動の維持に必要な水を、体の中に閉じ込める重要な働きをしている皮膚ですが、この皮膚に張りと弾力、そして保湿性を与えて、より健康的な状態に維持してくれるのがヒアルロン酸です。ヒアルロン酸には高い保水能力があるからですね。
ただこのヒアルロン酸は、幼少期をピークにして徐々に減少していってしまいます。健康や美容に意識が高い人が積極的にヒアルロン酸を補充しようとするのにはこうした背景があるからですね。
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